配列は、1つの変数内に複数のデータを持つことができます。変数名の後に[ ]、その中に番号をいれて値にアクセスします。Javascriptでは配列はArrayオブジェクトとなります。空の配列を作成するときは次のように書きます。
var data = newArray();
または
var data = [ ];
以前も述べましたが、Javascriptではデータの参照番号は「0」から始まるので、配列の要素の1番目にアクセスしたいときは、次のように書きます。
data[0]
また[ ]の中には文字列を書くこともできます。
例としてあげると次のようになります。
var dataA = ["いか", "たこ", "さざえ"]; alert(dataA[0]);
配列 dataAの1番目にアクセスするので いか と表示されます。
存在しない要素でも追加することが可能です。
var dataB = Array(33, 44, 55, 66); dataB[4] = 77; alert(dataB);
配列dataBの5番目に77を追加するので
33,44,55,66,77 と表示されます。
またpushメソッドを使うと、配列の「末尾」に要素を追加できます。
var dataA = ["いか", "たこ", "さざえ"]; dataA.push("あわび"); alert(dataA);
配列dataAの末尾にあわびを追加するので
いか,たこ,さざえ,あわび と表示されます。
$.writeln();
$オブジェクトはExtendScript の特殊なオブジェクトです。
ESTKではJavascriptコンソールというウィンドウがあって(図の左上部分)、コンソール出力(変数に格納されている値や任意の文字列を出力)するとこができます。
上記の例では、配列の中身をalertで表示しましたが、いちいちalert表示せずにコンソールに出力することができます。
$.writeln(dataA);
$.writeln(dataB);
といった感じで上記と同じ内容がコンソールウィンドウに出力されます。