Practice makes Perfect !

ExtendedScript素人です。同じ境遇の方、一緒に脱素人を目指しましょう!

ファイル選択ダイアログ・ファイル保存ダイアログ・フォルダ選択ダイアログ

ファイル選択ダイアログ

ファイルを開くときや選択するときに使います。

第1引数 表示させるメッセージ
第2引数 選択可能なファイル形式を制限
第3引数 trueで複数選択可能。デフォルトはfalse

となっています。

var fileObj=File.openDialog("ファイルを選択してください");

f:id:YustinBieber:20211110153436p:plain

選択するファイルをInDesignデータのみにする場合には第2引数に「*.indd」を入れます。

var fileObj=File.openDialog("ファイルを選択してください", "*.indd");

第2引数で複数のファイル形式を選択可能にする場合は、「*ai; *psd; *pdf」のようにセミコロンで区切ります。

var fileObj=File.openDialog("ファイルを選択してください", "*ai; *psd; *pdf");

f:id:YustinBieber:20211110154253p:plain

初期表示のフォルダの場所を指定したい時はopenDlg()を使います。

var fileObj=(File("~/Documents")).openDlg("ファイルを選択してください");

選んだファイルを開くにはapp.open(fileObj);を追加してあげます。

var fileObj=(File("~/Documents")).openDlg("ファイルを選択してください");
app.open(fileObj);


ファイル保存ダイアログ

ファイルを保存する際に使います。

var fileObj=File.saveDialog("ファイルを保存");

saveDialog()もopenDialog()と同様に初期表示のフォルダを指定することはできません。
あらかじめ、保存先とファイル名を指定したいときは、saveDlg()を使います。

var fileObj=(File("~/Documents")).saveDlg("ファイルを保存");

作業中のドキュメントの保存は第2引数にINDD:*.indd"を入れ、app.activeDocument.save(fileObj);を追加してあげれば保存されます。

var fileObj=(File("~/Documents")).saveDlg("ファイルを保存", "INDD:*.indd"");
app.activeDocument.save(fileObj);

f:id:YustinBieber:20211110164824p:plain


フォルダ選択ダイアログ

フォルダを選択する際に使います。

var folderObj = Folder.selectDialog("フォルダを選択してください。");

f:id:YustinBieber:20211110170752p:plain

あらかじめ選択するフォルダーを指定するには以下のようにselectDlg()を使います。

var folderObj = (Folder("D:\進行中")).selectDlg("フォルダを選択してください。");
f:id:YustinBieber:20211110170918p:plain
Dドライブの進行中フォルダを指定したところ


今回も基本的なことのまとめでした。
openDialogとopenDlg
saveDialogとsaveDlg
selectDialogとselectDlg
私はこの辺りをよく間違えていました…
なにかのお役に立てれば幸いです。