段落の選択に4回クリック?
1つの段落を選択するのにInDesignでは4回クリックしなければなりません。
4回のクリックなんて楽なようで面倒です。
スクリプト→ショートカットで解決してしまいましょう。
ちなみにシングル、ダブル、トリプルの次って何だ?と思って調べてみたんですが、こうなっているようです。
1 シングル (single )
2 ダブル (double )
3 トリプル (triple )
4 クアドラプル (quadruple )
5 クインタプル (quintuple )
6 セクスタプル (sextuple )
7 セプタプル (septuple )
8 オクタプル (octuple )
9 ノナプル (nonuple )
10 デキャプル (decuple )
4回クリックは「クアドラプルクリック」! なるほど…。
InDesignの段落の選択に関しては、末尾の改行まで選択してしまうということによる弊害がありまして、こちらについてはDTPtransitさんの方で紹介されています。
そちらで紹介されているスクリプトがUske_Sさんのスクリプト。
任意の段落の一部を選択したり、カーソルを点滅させておけば、画像のように1段落を改行を除いて選択してくれます。
末尾の改行を除いて段落を選択するスクリプトはDTPtransitさんのサイトでダウンロードできるようになっていますので、すぐにダウンロードし、ショートカットを設定されることをお勧めします。
見出しを1行に収めたい
2行にわたってしまっている見出しを1行に収めたかったり、E-mailアドレスを1行に収めたかったり…
そういったことに出くわすことはよくあることだと思います。
そんな時、まずは上のスクリプトで段落を選択。
そして、選択した段落を1行に収めるには市川せうぞーさんのサイトにある「shorten_line_selection」を使用します。
こちらのスクリプトはデフォルトで選択範囲を1行に収める設定になっています。
私はこちらのスクリプトをカスタマイズさせていただいて、「長体のみ」で1行に追い込むように設定しています。
というわけで、2行にわたる見出しを1行にするといった処理は、上記2つのスクリプトを使えば、キーボードを2回叩くだけでストレスなく終わってしまいます。
名刺の長~いE-mailアドレスなんかにも大活躍!テキストフレームから文字が溢れていても選択できます。
さらにこの2つのスクリプトを組み合わせてしまえば、1回のショートカットで処理出来てしまいます!
なのでわたしは組み合わせちゃってます。
いままでドラッグして範囲を指定して、文字パレットで1行に収まるまでカチカチクリックして長体かけて…、とやっていたのがアホらしくなってきます。
意外と知られていない? 長体のショートカット
最後に余談ですが、InDesignで文字に長体をかけるショートカットは[編集]メニューの[キーボードショートカット]から[テキストと表]→[水平比率を減少]で設定できます。
こちらも良く使う機能だと思いますのでショートカットの設定をおすすめします。
好きな仕事をしていても、やっぱり「面倒くさい」と思うことはあるわけで、じゃあどれだけストレスなく作業をこなすかって考えたら、「楽に処理できる方法を知る」これにつきますね。